2014年10月
10月の特徴
10月は、空の色、穀物等の収穫、紅葉に由来する
「秋」の語源に合った頃といえますが、
気象の観点からみると、
年間で最も気象変化の大きい時節です。
上旬は南の暑い夏の空気と
北の冷涼な秋の空気に挟まれた
秋雨前線が本州南岸に停滞し、
太平洋側を中心に天気がぐずつきます。
中旬になると大陸から移動してくる高気圧と低気圧が
日本付近を交互に通過し、ひと雨降るごとに
涼しくなっていきます。
ときに帯状の高気圧に覆われると、
まさに秋高気爽、空気の澄んだ秋晴れの日が
続くことがあります。
下旬には、一時的に西高東低の気圧配置となり、
北日本を中心に、初霜や初氷、初冠雪、初雪と
冬の到来が近づいていることを感じるようになります。
<気象予報部より>